fibch-berry フィンチベリー モントリオール

フィンチ・ベリー

シロフクロウ 観察 撮影 ツアー

シロフクロウ snowy owl

シロフクロウとケベック州

北極圏に深い雪が降り積もり餌の捕獲が難しくなって来る冬の始まりに、通常、北極圏に位置するカナダはケベック州北部に生息するシロフクロウが、餌を求めて人里の方まで南下して来ます。彼らは、南を目指し、モントリオールに近いセントローレンス川付近に飛来します。そして、最も寒い雪深い冬の間、セントローレンス川沿いに拓かれた広大な農耕地で過ごすのです。その年々によりますが、その数は、少ない時で10羽、多い時では100羽近く観察されています。これは、この地域が北極圏に比べると冬場でもシロフクロウの餌となるネズミやリス、小鳥が十分に生息することを意味しています。というのも、これらの農耕地は、トウモロコシを収穫するためのものですが、収穫後のトウモロコシ畑には、トウモロコシの破片がたくさん落ちており、小動物達の冬の餌場となっています。たくさんの小動物がいればいるほど、その周辺ではたくさんの数のシロフクロウが目撃されることになります。

シロフクロウ 観察 撮影 ツアー

概要をまとめたビデオです

ぜひ、ご覧ください

シロフクロウ観察撮影ツアーの時期

シロフクロウ観察ツアーのベストシーズンは、1月〜2月です。この時期には、運が良ければ、一度に10羽のシロフクロウを観察できます。また、彼らが狩りをする様子を写真に収めることもできるでしょう。彼らにとって人間は恐れるべき対象ではありません。なので、しばしば観察する人々のすぐ目の前を横切ることもあります。この時がシャッターチャンスです。彼らは、納屋の屋根や電柱、木の枝にとまり、広大なトウモロコシ畑跡に現れる小動物を待ちます。

シロフクロウ観察にモントリオールが適している訳

例えば、マニトバ州南部のウィニペグなどもシロフクロウがたくさん飛来することで有名です。ただ、問題は、その気温。ウィニペグは、カナダでも極寒地帯で知られています。気温がマイナス40度になる日も多く、そんな中、シロフクロウを探して観察することはちょっとした自殺行為です。日本人にとってマイナス40度がどれくらいの寒さか想像できないと思いますので、ブログに書いています。


モントリオールは、冬季にマイナス20度以下になることは、稀です。とはいえ、北極圏のシロフクロウが飛来してくるということは、やはり寒い地域なので、防寒をしっかりと整えて観察に出向く必要があります。

シロフクロウ撮影

シロフクロウ観察ツアーでは、シロフクロウがいそうな畑跡を車で探索していきます。シロフクロウを発見したら外に出て観察を始めます。このタイミングでカメラの準備も可能です。シロフクロウ撮影に最適なレンズは、100〜400mmです。1月〜2月の時期は、たくさんの雪が降り積もり、日照時間は短いながら、空は美しく晴れ渡り、強く明るい日差しの日が多く、気温は、マイナス5℃〜マイナス25℃になることがしばしばあります。観察ツアーでは、畑に入ることもありますので、しっかりと防寒できるジャケット、手袋、ブーツが必要となります。

シロフクロウ以外に観察できる鳥類

このツアーは、シロフクロウ観察を主な目的としますが、この時期、同じフィールドで、ワシやタカ等の猛禽類や、シロフクロウと同じく北極圏から越冬しに来た、 ユキホオジロ(Snow Bunting (Plectrophenax nivalis))もよく観られます。ユキホオジロの群れは多い時は500羽以上にもなります。また近年は、カラフトフクロウを観察できる機会も増えています。モントリオールで観察できるフクロウの種類は最高で10種です。運が良いと1日で3種のフクロウを観察可能。


写真集

Copyright ©2023 Finch-berry